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当社は、秋田市が昭和50年3月に卸売市場を開設して以来、精算業務を担ってまいりました青果物精算会社と水産物精算会社を母体として、平成23年9月に改組、設立した株式会社です。

さて、青果部と水産物部は、平成24年4月1日から公設地方卸売市場として新たにスタートしたところであり、当社も指定管理者として市場の管理運営業務と売買取引決済のための精算業務を一体的に担っております。

現在の株主は、青果部と水産物部に加え令和6年4月から花き部が地方卸売市場へ転換したことから、卸売業者5社、仲卸業者12社、秋田市で構成されております。当社といたしましては、創業以来培ってまいりました卸売市場についての知識や経験を基礎として、秋田市や関係事業者の皆様と連携を図りパートナーシップを構築しながら、秋田市が目指す安全で安心な生鮮食料品等の安定的な流通が可能となる拠点として、機能の充実・強化と市民生活の安定、卸売市場の活性化に寄与するとともに、市民の皆様に県内の中核市場ならではの県内産魚菜等の食文化に関する情報発信を行いながら、地域に密着し、より親しまれ開かれた市場を目指してまいる所存でございます。

さて、これまで、継続しておりました秋田市、入場業者、生産者などからの協力を得ながら、市場の機能のひとつでもあります「情報の受発信機能」という観点からの市場開放デー、料理教室などの開催は、ようやくコロナも収束し日常生活を取り戻すことができ、再び皆様をお迎えする態勢が整ったことから、以前のような賑わいを取り戻すことができたことに感謝しているところです。

また、卸売市場整備については、秋田市卸売市場再整備基本計画が示されたことから、秋田市と入場業者が一体となり、新たなビジネススタイルの構築に努める所存でございます。

最後になりますが、市民ならびに関係者の皆様におかれましては、公設地方卸売市場の指定管理者としての当社に対しまして、様々な側面からのご指導、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申しあげます。