市場の機能
卸売市場の機能について紹介しています。
卸売市場とは?
私たちの生活に欠かすことのできない野菜・果実・魚介類などの生鮮食料品等や、切り花・鉢物・植木などの花きは、消費の多様化に伴い豊富な品揃えが要求されてきています。
- 鮮度が最も重要であり、長期にわたる保存が困難です。
- 自然条件により生産量が増減するため価格が変動します。
- 生産地及び出荷地が消費者から遠く離れた農漁業地域にあります。
以上の商品特性から生産者、消費者双方の満足する公正妥当な価格形成、迅速な荷さばき等を行う必要があります。
このため多種大量の品数を1カ所に集め、集中的かつ能率的な取引を行うには、卸売機能が必要不可欠であり、その卸売機能を合理的に果たす役割を担うのが卸売市場です。
卸売市場の機能
卸売市場には、大きく分けて7つの機能があります。
- 集荷機能(品揃え機能)
- 産品を集める
- 情報受発信機能
- 各方面から需要情報等を集め、分析し各地に発信
- 衛生管理機能
- 衛生管理担当者が指導
- 分荷機能(評価機能)
- 産品を評価し効率的に分荷する
- 価格形成機能
- 需要と供給のバランスで適正価格を決める
- 決済機能
- 確実な決済で信用がある
- 防災機能
- 災害時のライフライン
この機能によって卸売市場は成り立っており、私たちの生活を支える流通の拠点となっています。